小さな飲食店の利益設計
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第8話チラシは手で配る動画は準備中です

第8章 現場の話+データ

チラシは手で配る

地域密着型の店なら、チラシは結構効果があります。ポスティングより、駅前や店頭で手で配ります。お客さんはスタッフにつくからです。

この章のポイント

  • 地域密着の店なら、チラシは必ずやる
  • ポスティングより、駅前や店頭で手で配る。オープン前から配る
  • クーポンのコードを分けて、効果を自分の店で測る
現場の話店をやってきた中で見てきたこと

チラシは、必ずやった方がいい

  • 地域密着型の店の場合、チラシは結構効果がある
  • やり方は2つ
    • 自分でポスティングしていく
    • 駅前などで配る
  • 駅前で配るのは、ちょっと勇気がいる。でも絶対にやった方がいい
  • ポスティングより、駅前や店頭で、手で配る

理由は、お客さんがスタッフにつくから

  • お客さんは、そのお店にどういうスタッフがいるのかをすごく気にする
  • 特に居酒屋や、金額が少し高め〜中間くらいの店だと、中のスタッフがどういう人かが気になる
  • 配っている時に愛嬌が良かったり、人としてしっかりしていたりすると、それで来てくれることもある

配るタイミング

  • オープンの時は、新しい店を見るとみんな入りたがるので、お客さんは来る(オープン景気)
  • それでも、オープンの前から配っておいた方がいい
  • 認知がまだない時、リピーターが増えていない時は、配ることで数字が下がる日をなんとか避けていく
  • 大手の居酒屋チェーンも、かなり積極的にやっている。それで集客している
    • 店が駅から遠くても、駅の近くまで行って「うちの店はこちらです」と配る

1人・2人で回している店の場合

  • 調理と接客の両方ができる人が店に残り、アルバイトのスタッフにチラシを配りに行ってもらう
  • チラシ配りは、嫌がるアルバイトが多い仕事。だから、嫌がらずに配ってくれる人は、店にとって大きな戦力
  • その人が配ったチラシでお客さんが来たら、ちゃんと声をかけてほめる。その日は時給を1時間分上乗せする。配ってくれたことに、きちんと報いる
データで答え合わせ調査・専門家の意見・法律
データなし

チラシはポスティングより、手で配る

  • 手配りとポスティングの効果を比べた調査は見つからなかった。大手チェーンが手配りをしていることを示す資料も見つからなかった
  • チラシ全体の反響率は、飲食のように対象が広い業種で約0.1〜0.3%(印刷会社ラクスルの知見) [1]
  • この割合なら、5,000枚配って来店は5〜15組ほど。そこから何組が常連になるかで、元が取れるかが決まる

動画での話し方手配りの効果は、現場の経験談として話すのが正確です。専門家の意見の段階では、考え方は一致しています(下)。

専門家の意見は、考え方が一致している

  • 手配りは見てもらいやすく、スタッフの人柄が伝わる。ただし、やる気のない配り方や押しつけるような配り方は逆効果(USEN canaeru) [2]
  • 効果は配ってから約1か月後に出始めるので、早く見切らない [2]
  • オープンの2週間前までに配り終える [2]
  • A4カラー1万枚の印刷は約1.5万円 [2]

効果を自分の店で測る

  • エリアごとにチラシの内容を変え、クーポンや「チラシ持参で特典」をつけて反応を数える(中小機構 J-Net21の勧め) [3]
  • 手配り用とポスティング用で、クーポンのコードを分ける。そうすれば、どちらが効いたか自分の店で比べられる
路上で配るときの決まり

「路上で配るには必ず道路使用許可が要る」と書く記事もありますが、言い過ぎです。歩行者をよけられる程度の配り方なら許可は要らない、とした判決があります(1966年、東京高裁) [4]。ただし扱いは地域や警察署によって違うので、事前に管轄の警察署に確認するのが安全です [5]。繁華街では、声をかけて店に誘う「客引き」を条例で禁じている地区もあります(新宿区など) [6]。